控除を極めよう
前回のサラリーマンの節税について!!で課税所得を減らせば税金が下がるのはご理解頂けたでしょう。
そしてそのカギを握るのが控除
控除にはいくつか種類があるが、まずサラリーマン等の給与所得者は、給与収入金額に応じて一定金額が自動的に給与収入から差し引かれます。
これを給料所得控除といいます。
それとは別に、各自の個人事情に合わせて一定の金額を差し引いてくれる控除があります。
これを所得控除と言います。
所得控除は全部で15種類あるので下記にまとめてみました。
家族の状況による控除4種
控除の種類 | 控除の概要 | |
①基礎控除 | 確定申告をする人の全員に適用される基礎的な所得控除 | |
②扶養控除 | 収入が少ない扶養家族がいる | |
③配偶者控除 | 収入が少ない配偶者がいる | |
④配偶者特別控除 | 一定収入の配偶者がいる |
本人の状況による控除4種
⑤障害者控除 | 障害者の方 | |
⑥ひとり親控除 | ひとり親の場合 | |
⑦寡夫控除 | 配偶者と離婚、死別 | |
⑧勤労学生控除 | 所得がある特定の学校の学生・生徒 |
保険料や掛金を支払う事による控除4種
⑨生命保険料控除 | 生命保険、介護医療保険、個人年金保険に加入して保険料を支払っている方 | |
⑩社会保険料控除 | 国民年金、厚生年金、健康保険の他、介護保険、雇用保険など | |
⑪地震保険料控除 | 地震保険の保険料を支払っている | |
⑫小規模企業共済等 掛金控除 | 小規模企業共済法に規定された共済契約に基づいて掛金等を支払った場合 |
確定申告をする事で適用される控除3種
⑬雑損控除 | 災害、盗難、横領で損害を受けた | |
⑭医療費控除 | その年に支払った医療費が一定の金額を超えた場合 | |
⑮寄付金控除 | 国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対して「特定寄附金」を支出した場合 |
「なるほど、あてはまるのいくつかあるわ~
ただ手続きめんどくさそうだし、どうすれば良いのか解らん、」
ご説明致します。
まず手続き方法は2パターン
1.会社にしてもらう
①~⑫までの控除は年末調整時、会社に資料を提出すればOK
2.自分で確定申告が必要
⑬~⑮は確定申告が必要な控除になります。
知らないと損、面倒くさがると損、
サラリーマンの方が使えるものの中で実用的の控除は下記の3つ
②扶養控除 → 会社に出すだけ
⑭医療費控除 → 確定申告が必要
⑮寄付金控除 → 確定申告が必要
ちょっとした手間を時給計算して納得できる金額ならやった方が良い、
勉強にもなるしね!
次回は上記の控除について詳しく解説していきますぜ。
つづく、、、
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